かきながら考える

とりあえずやってみよう

複数の論点が絡む交渉の場合の必殺技

複数の論点が絡む交渉の場合の必殺技

 

何事かを交渉するにあたって、論点が一つの場合もあるが、

論点が複数ある場合もあるだろう。

今回は論点が複数ある場合の交渉を成功させる必殺技について書いていく。

 

 

論点が一つの場合、

例えば、妻におこづかいを増やしてほしい夫。

この場合の論点は一つである。

このような場合は先日書いた私のブログを参照していただき、

何を求めるか、なぜもとめるかを明確に交渉することが大事である。

 

 

samuz.hatenablog.com

 

では、

論点が複数ある場合

例えば家事の分担。

ゴミ出し

風呂掃除

トイレ掃除

子どもの着替え

 

この四点が論点として存在したとしよう。

その場合は上記の論点がひとつであるおこづかいの交渉とは違い、

より一層複雑に難しくなってくる。

 

簡単に解決する方法は例えば2個づつにしましょう。

として、お互い妥協点を探しながら2個づつを担当する。

このように交渉がスムーズにいくなら、

夫婦円満、何も問題ない。

 

しかし、妻は4つとも夫にしてほしい。

夫はできれば妻に4つ少なくとも半々でいきたい。

このようにお互いの意図が違う場合、交渉はすぐにはまとまらない。

 

このように論点が複数あり、交渉がまとまらない時に必殺技

 

かめはめ波

 

を出すのだ。

それが以下に述べる、論点を増やすということだ。

 

  

論点を増やす

論点を増やすなんて恐ろしい行動はとれない。

論点を増やすことで余計ややこしくなるじゃないかと。

そのように思うかもしれませんが、

日常のなかで案外皆さんもやっているのです。

 

妻側からの交渉

分かりやすい例を挙げよう。

上記のゴミ出し、風呂掃除、トイレ掃除、子どもの着替え。

妻は4つ全部してほしいが、夫は最低半々というところをゆずらない。

その場合は論点を増やすのだ。

 

皆さんわかりますよね。

そうです。

必殺技を使うのです。

 

『やってくれないなら、離婚します。』

『やってくれないなら、家族を連れて実家に帰る。』

 

言葉は何でもいいんです。

でも論点を増やすことによって、相手にそれを受け入れる必要がある

状況を作ることが大事です。

 

この例はあくまで過激な具体例を挙げましたが、

要は論点が4っつでまとまらないなら、新しい価値を想像して、

再度交渉してみましょうということです。

 

夫側からの交渉

夫側からなら見るとどうでしょう。

ゴミ出し、トイレ掃除、風呂掃除、子どもの着替え

妻は4つとも夫にすることを要求しています。

できれば半々で行きたい。

そのときどうするか。

 

必殺技をつかうのです。

 

『毎週金曜日にチーズケーキを買う』

これを約束するので、

半々で手を打ってくれないかと、交渉するのです。

 

毎週金曜日が重要なのではなく、

チーズケーキが重要なわけでもありません。

相手にとって価値のある条件を提示することにより、

譲歩の点を作り出すことが大事なのです。

 

最後に、

複数の論点が絡む交渉で解決するのが難しいとき、

一度論点を増やしてみることを考えてみることも

交渉を成立させるための手助けとなるでしょう。

 

 

ありがとうございました。

 

 

 

 

 
 

ります