かきながら考える

とりあえずやってみよう

TOEIC学習は単語からじゃない!発音記号から!

前回TOEICを始める際、まず模試やってみることをおススメしました。
その内容は以下の投稿をご覧ください

 

samuz.hatenablog.com

 

今日の話はTOEICの模試を受けて、正しい目標設定ができた後、

何から始めるかについてお話します。

 

学習を始めようと思ったらおそらくまず単語帳やTOEICの対策本を

買うかと思いますが、それは半分正解で、半分間違いです。

 

単語帳やTOEICの対策本を購入するまえにクリアしなければいけない
課題が存在します。それが

 

発音(発音記号)です!

 

今日は発音、発音記号の話をするので

発音ができる、発音記号が読めるという方はスルーでお願いします。

発音記号が読めないという方はぜひこのブログを参考にしていただければと思います。

 

 

 

英語学習の基礎は語彙と文法にあらず、発音が基礎である

 

TOEICに限らず、英語学習で基礎となると思われがちな語彙と文法ですが、

その語彙の基礎となるのが、発音であり、発音と語彙ができたうえで

文法の理解していくのが適切な順番です。発音記号が読めない、

適切な発音ができないとなると英語学習はとても厳しくなります。

言い換えれば、発音記号が読めるようになって、発音が適切に

できるようになれば英語学習は格段に進みますし、TOEIC高得点も

見えてきます。

 

発音学習を何からはじめるか

発音に関して2通りの方法があります。

1つ目がネイティブや英語の教師などに教えてもらう方法

学校に通っている方は先生に、社会人などはオンライン英会話や

周辺の英会話のクラスなどで指導してもらうのが良いかと思います。

ただ、日常会話を練習しながらとかではなく、発音、発音記号特化で

集中して学ぶことをおススメします。

 

小学校や中学校でアルファベットの練習をしたことを覚えてる方は

少ないかもしれませんが、a,b,c,dという文字を書けることで

英語を使うことができます。

発音記号も同様で、同じように地味な練習を最初にしておくことで

今後の学習につながっていきます。

 

2つ目が発音の書籍を購入することです

私のおすすめは以下の一択

『DVD&CDでマスター 英語の発音が正しくなる本』

 

 

まず、これを土台としてしましょう。

発音は奥深いので、この本は基礎の基礎ですが、

基礎がなければ応用発展はありません。

一応私の好きな応用編の書籍も紹介しますが、

あくまで、発音ができる、発音記号が読めるということが

前提です。

 

以下の書籍はTOEICのリスニングで音が聞こえない

リンキング、リエゾンといった英語特有の音が理解できない方に

めちゃくちゃお勧めです。

詳細はまた別ブログで紹介しますが、ここで紹介されている

「弱形」の音などを理解することで、私のリスニングは

飛躍的に伸びました。というか、聞こえない音は聞こえないんじゃなくて

言ってないんだねみたいなことをちゃんと理解できるようになりました。

 『5つの音声変化が分かれば英語はみるみる聞き取れる』

 

具体的な発音記号の覚え方と発音練習

さて、上記で2通りの発音への取り組みを紹介しました。

一つ目に紹介したオンライン英会話や先生などから直接指導してもらえる

場合はそれでいいのですが、直接指導がない場合の話をします。

 

書籍を購入した場合、書籍の流れにそって練習していき、DVD、CDを使って

覚えていくのですが、具体的に発音記号を覚える際にどうしていけばよいか。

 

大事なポイントは2点

違いを意識する

おおげさに

 

これだけ、

 

順番も大事です。違いを意識して、おおげさにです。

まず、

違いを意識する

[æ]という発音を例にあげます。

この音は日本語のアとエの間のような音で、

日本語のアは口を開いてアと発音し

日本語のエは口を横に開いてエと発音します。

この2つの音は違うと認識してますよね、

そのようにこの[æ]という音は

口を横に開いて日本語のエという口だけを作って日本語のアを発音するようにする

そうすると[æ]という音になります。

個人的な日本語表記をするなら「エ゛」感じですね。

感じ方はどうでもいいんですが、違うものだという認識を持つことが大事です。

最初は違和感だらけですが、違和感がめちゃくちゃ大事なので、

アとエとエ゛という音があると認識することが大事です。

 

つぎに、

おおげさに

 発音記号を覚える、練習する際に違いを意識した後にすることは

それをおおげさにすることです。

 

 [v]という音を例に挙げます。

これは日本語のブではなく、下唇をかんだ音

個人的にですが、日本語表記するならヴという音とします。

ブとヴはちがうと認識しヴを発音する際は下唇をめちゃくちゃ噛みます。

ちょっと噛んだだけでも音はでるのですが、最初はおおげさに

する必要があります。自分の体に、ブとヴは違うんだと教えてあげる必要があります。

 

違いを意識して、大げさに発音を練習することで、

体が違う音だと少しづつ認識してくれるようになっていきます。

発音練習を継続していけば違いを意識することなく、大げさにならなく

なっていきますが、最初は必ず

違いを意識して大げさに!

もし、周りの人と英語を一緒に勉強する機会があったり、

英語を披露する機会があれば確実に笑われます。

でも、笑う人は英語ができない人もしくは発音しっかり分かってない人です。

私が大げさに発音練習をしている人をみれば、

それそれ!!!

ってなります。多くの優秀な英語学習や英語話者は同様の

振る舞いを確実にしてくれます。

 

最後に私の具体例

私は大学で英語を専攻したので、私は英語の発音を

授業や教授から教えてもらいました。

自宅で学習する際に上記の書籍を使って、

当時はCDプレイヤーなどを使っていたので、

それを家で聞きながら練習しました。

 

一年生のある時期に英語でのスピーチのコンテストがありました。

事前に聞いていた先輩のスピーチの内容は世界平和や中絶反対など、

重々しいものばかりだったので、楽しいスピーチがしたいと思い、

自分の家族のおもしろ話、といった内容でスピーチコンテストに参加しました。

 

皆が真剣なスピーチを続け、思い空気の中進んでいたスピーチコンテストで

私は家族のふざけた話をして、懸命に審査員を笑わせようとしました。

結果として審査員は笑ってくれましたが、最後の総評で

審査員が「話はとてもおもしろかったですが、発音が全くダメでした」という

意見をくださいました。

私も自分のスピーチを帰って聞いてみたらまあものの見事に日本語英語で

カタカナでしゃべっているような感じでした。

それから、ことあるごとに発音を意識するようになりました。

 

スピーチコンテストがあれば、入賞などを目的とするのではなく

今回のスピーチコンテストでは[æ]の音をしっかり発音するぞ!

また、ある時は英語のプレゼンテーションの授業の際に

このプレゼンテーションでは[v]の音をしっかり発音するぞ

といった形で一つ一つ違いを意識して、おおげさにを続けていきました。

 

現在の私は、違いを体が覚えてくれたので、違いを意識して、おおげさに

ということはしていませんが、発音に関して下手だな

と言われることはなくなりました。

 

発音ができ、発音記号が読めるようになれば、初めて出会った単語や

文章も読めるようになりますし、リスニングにおいても違いがわかるように

なってきます。

 

TOEICに限らずですが、英語学習をしっかりやりたくなったら、

まず、発音記号からしっかりと勉強していきましょう。

最初は発音は下手でも構いません。

まず、

違いを意識して、大げさに!!

 

以上です。ありがとうございました。