かきながら考える

とりあえずやってみよう

雲雨傘~ロジカルシンキングの第一歩~

今日はロジカルシンキングについて考えていきます。

 

 

ロジカルシンキングってなに?

ロジカルシンキングは論理的思考です。

論理的思考とは

物事の体系的に整理したり、筋道をたてたりすることって感じでしょうか。

難しく考えないなら、

要するに

だれにでもわかりやすい考え方

みんなにへー、なるほどって言われるような考え方です。

 

ロジカルシンキングのスキルの一つに

雲雨傘という理論があります。

 

雲雨傘とは

「黒っぽい雲がでてきて、雨が降りそうだから、傘を持って出勤する」

このことについて論理的に考えます。

黒っぽい雲がでてきた。

これは事実です。

雨が降りそう

これは解釈です。

傘を持って出勤

これはアクション(行動)です。

 

この雲雨傘のように

物事を事実、解釈、アクションという三つの点で考えることが

論理的思考の一つのスキルです。

 

雲雨傘が案外できてない

雲雨傘が案外できてないことが多いんです。

つまり、事実、解釈、アクションという考えができてなんです。

物事を進める上で論理的に考えたいならば、

この事実、解釈、アクションという三つを明確にしましょう。

 

 

具体例:窓際社員について

私の会社には窓際社員がいます。

いつも会社に来てはぼっと窓の外を眺め、

ネットサーフィンをして、定時になれば家に帰る。

同じ会社で私以上の給与をもらいながらも

その状況は続いている。何かしなければ。

 

例えばこのような状況があった時。

窓際社員にも働いてもらおう!新しい仕事をその社員に与えよう!

 

みたいなことになるかもしれませんが、これは論理的ではありません。

事実、解釈、アクションが伴っていません。

 

働かない窓際社員がいる(事実)

新しい仕事を与えよう(アクション)

というように解釈が抜けています。

 

この場合は

働かない窓際社員がいる(事実)

その社員も仕事がしたいだろう(解釈)

その社員に仕事を与えよう(アクション)

 

これが論理的思考です。

ただ、これだけでは問題はたくさんあります。

しかし、論理的思考を続けることでより良い解決策へと導かれていきます。

 

具体例1の問題点

働かない窓際社員(事実)

これは事実なのか?本当に働いていないのか、

あなたから見て働いていないだけで、

会社として重要な仕事をしているのではないか。

 

事実と推測は違います。

論理的思考をする上で事実と推測、解釈などを混同しないようにしましょう。

 

つぎに、

その社員も仕事がしたいだろう(解釈)

ここは解釈なので、いくらでも別の考え方はできる。

たとえば、仕事がしたくないから窓を眺めているのかもしれない。

その場合、そのように解釈して、アクションを起こせば失敗となる。

 

解釈は幾通りもある。

しかし、事実をどう解釈するかでアクションは変わってくる。

 

次に

その社員に仕事を与えよう(アクション)

これは上記の解釈に基づいた結論となるが、

解釈がかわればまたアクションもかわっていく。

 

さいごに

 

事実、解釈、アクションという

雲雨傘を考えながら物事を進めると

論理的思考の第一歩を踏み出せるでしょう。

 

ありがとうございました。