バカでも分かる心理的安全~4つのポイント~
心理学的な観点からチーム力を上げるための考えである。
心理的安全を4つのポイントで見ていく。
無知を恐れるな~発言することが良い~
人間は無知であると他人に思われることを好まない。
できるかぎり無知であることを隠そうとする。
会議などで質問をすれば自分の無知を他人に知らしてしまうことになる。
黙ってやり過ごす。これが日本人の得意技だ。
もちろんそれが良いときもあるが、
チームとして心理的安全を確保するには
発言の内容の良しあしではなく、
質問すること自体が正しいのだ
という考えを受け付けていくのが大事である。
無能を恐れるな~失敗の共有~
人間は無能であると他人に思われたくない。
だから、失敗したくないし、リスクを負いたくない。
心理学的にも人間は現状維持をしたがるといわれている。
しかし、心理的安全を確保するには
失敗をおそれてはいけない。
失敗をおそれない、果敢に挑戦していく環境をつくるにはどうすればよいか
失敗を共有するのだ
失敗を共有し、失敗することはだれにでもある
という考えをチームの中に抱かせることが重要である。
邪魔を恐れるな~アイデアはふとした瞬間に~
空気を読む。
日本人の得意技。
それは空気を読まない人を嫌うということになりがちである。
今そんなときじゃないでしょ、
空気読めよと
しかし、アイデアは突然わいてくる。
アイデアは突然頭の中に浮かんでくる。
アイデアマンはそれを逃さずメモに残す。
チームの運営の中でも空気を崩すな、
ちょっと今趣旨とちがうなということも果敢に
発言することが重要である。
アイデアはふとした瞬間に沸いて、あっという間に消えてく
批判を恐れるな~批判する時間を設けよう~
人間は批判はするが批判されることを嫌う。
だれでも人に好かれたいし、嫌われたくない。
批判をされるのが嫌なので自分も批判しないようにしている
これはこれで素晴らしい自分の律っし方だと思う。
だが、チームの運営の中では批判を受け入れつつ
改善が必要な場合も多々ある。
皆がポジティブシンキングでいけば、
その場は楽しくてもプロジェクトは失敗するだろう。
常にいつ来るかわからない批判に構えるのは大変だが、
そんなばあいは
今は批判していいですよというような
批判の時間を設けよう
批判の時間も設ける、もしくは批判をする際のルールを作るのも一つだ。
ちょっと反対意見ですが、というような枕詞を使うことを
チームの共通認識とすれば心の準備もできるので
心理的安全が確保されるだろう。
最後に
無知を恐れず、無能を恐れず、邪魔することを恐れず、批判を恐れない。
以上の4点をチームで共有し、心理的安全を確保しよう。
ありがとうございました。