チームメンバーの人生を知る③~能力を把握する~
今回はチームのメンバーの人生を知るの第三弾です。
第一回目ではメンバーの経験、感覚を共有することについて
書きました。そのことについては以下の記事を参照してください。
次にメンバーの志向、モチベーションを知るということについて書きました。
そのことについては以下の記事を参照してください。
では、今日の本論です。
今日はメンバーの能力を把握することについて書きます。
メンバーの能力の把握をする上で、図る能力は大きく3つ。
ひとつは、対自分への能力、
もうひとつは、対相手への能力
そして最後は、対課題への能力。
この三つについて把握することが大事です。
以下に細かく考えていきます。
対自分への能力
まず、対自分への能力。
これは自分をコントロールできるか、自分をしっかり理解しているか
など自分へ向けた能力になります。
それぞれの中にも外的な能力と内的な能力があります。
外的な能力
外的な能力とは外に向かっての力を発揮できるかということ。
例えば
決断力:何か起こった時に適切に決断できるか
曖昧力:白黒つける必要のないもの、白黒つけられないものを曖昧なまま保てるか
瞬発力:行動を起こす際の速さをもっているか
冒険力:リスクをマネジメントしつつ、冒険できる力はあるか
内的な能力
内定な能力とは自分の内側に向かって考える力があるか。
具体的には
忍耐力:つらい状況でも耐え忍ぶことはできるか
規律力:集団のなか、また個人になっても自分を律することができるか
持続力:物事を継続できるちからをもっているか
慎重力:慎重に物事をすすめるリスク管理能力はあるか
以上のことなどが対自分への能力に代表されるものです。
自分をコントロールし、自分の力を最大限発揮できるか
といいかえることができます。
対相手への能力
つぎに、対相手への能力
これは能力の雰囲気として、父性的な力と、母性的なちからがあります。
父親的な能力
具体的には、
主張力:自分の意見を相手に主張できるか
否定力:相手の考えを否定できる考えをもてるか
説得力:自分の意見に説得性がある、否定する際も同様
統率力:みんなをまとめる力をもっているか
母親的な能力
傾聴力:相手の話を聞くことができるか
受容力:相手の意見、考えを受け入れることができるか
支援力:相手をサポートできるか
協調力:あいての意見と自分の意見のバランスをとれるか
以上のような力がある。
対課題への能力
さいごに、対課題への能力である
これは右脳的な要素と左脳的な要素にわけることができる。
右脳的な能力
右脳的な能力とはイメージ、発想などの力といえます。
試行力:自分の考えを行動に移せるか(頭の中や実際に)
変革力:現状にたいして変革をもたらす力をもっているか
機動力:課題に対しての対応の速度はあるのか
発想力:発想ゆたかに物事を考えることができるか
などなどである。
左脳的な能力
左脳的な能力としては
計画力:物事をすすめるうえで計画的に進める力があるか
推進力:物事を前に進めるための力をもっているか
確動力:確実に物事を動かせる力を持っているか
分析力:物事を分解し、分析する力をもっているか
などなどである。
さいごに、
メンバーの人生を知るために、対自分、対相手、対課題の能力について
今回は書きました。
これら能力の把握をし、今まで書いてきた相手の経験、感覚、志向とあわせて能力をしることで自分のチームの人材の理解が進み、
チームが円滑に進んでいくたすけとなるでしょう。
ありがとうございました。