ルール作りにおいて考えるべき5つのポイント
組織を円滑に動かしていくには適切なルール設定が必要である。
以下の5つのポイントを考えながらルールを設定していくとよい
What:ルールの量
まず考えないといけないのは所属する組織においてルールが多いほうがいいのか、
自由度を高めるために少なくするべきなのか。
ルールを少なくすると、コミュニケーションの時間、コストが必要になってくるが、
自由度が高く、各個人の裁量に任せられるのがメリットである。
一方、ルールを多く設定すると、コミュニケーションをとらずとも各個人が
ルールに従って動くので、時間、コストがかからない。
しかし、その分、各個人の裁量権がなくなり、自由度がすくなくなっていく。
組織の形や時代に応じてルールの量を適正にしていく必要がある。
ルールをたくさん設定するときに注意しなければならないのが、
あまりにルールをたくさん設定してしまうと、逆に確認や漏れ落ちが発生し、
ルールの意味をなさなくなり、コミュニケーションが必要になってしまうので、
まさに適正な量でルールを設定しなければならない。
次のポイントは
Who:誰が決めるか。
ある程度ルールの量がきまれば、次はだれがルールを決めることができるか。
それを明確にする必要がある。
次に
where:どこまで責任を負うのか
たとえば担当したプロジェクトが成功した。しかし全体的な業績は落ちた。
このような場合にプロジェクト責任者に全体の業績低下の責任はあるのか。
ここは所属する組織、チームが個人競技か、団体競技かで変わってくる。
プロ野球で考えれば。チームが優勝すれば、全体の給与もあがり、
その中でも活躍した人は格段に評価があがる。
一方、チームは最下位だが、個人で活躍した場合、評価はあがるが、
チームの最下位の責任はその個人にもあるので上がる評価の伸びしろは下がる。
ひとりひとりがどこまでの責任を負うのか、考えていかなければならない。
次に
How:何をどのように評価するのか
評価の対象をきめなければならない。結果が大事なのか、プロセスも重要なのか
個人の評価とチームとしての評価の領域を見極めないといけない。
最後に
When:確認頻度
量を適切に設定し、誰が決定し、誰に責任があり、それをどのように評価するか
決めたら、そのあとはどの程度の頻度でそれを確認するかを決める必要がある。
毎週確認する必要があるものもあれうば、月一で確認する必要があるもの、
毎年一度は確認すべきものもあれば、各プロジェクトの終わりに確認すべきものも
あろうだろう。その物事に応じて確認頻度を設定することが大事である。
以上5点を踏まえてルール作りをする必要がある。
ルールを適切に設定できれば組織化・チームとしての成果は格段にあがる。
ありがとうございました。